客先常駐から転職して抜け出すための戦略

キャリア

IT業界には客先常駐という働き方があります
どういうものかというと、自社ではなく別の企業(=客先)で仕事をするというものです
派遣社員は通常このような働き方ですが、正社員として採用されたにかかわらずこのような働き方をする場合があります
IT業界に多く見られる働き方ですが問題点も多く、自社で勤務できる企業への転職を希望する人も多いものと思われます
では、具体的に客先常駐から抜け出すための道筋はどういったものがあるのでしょうか?

そもそも客先常駐ってどんな仕事?

そもそも客先常駐とはどんな仕事でしょうか?
簡単にではありますが、ご説明します

職場

自社では無く、お客様企業(=客先)での勤務になります

仕事環境

基本的には客先から貸与された機材を使用します
客先によってはセキュリティを理由に、スマホなどを持ち込めない場合があります

辛いところ、辞めたくなるポイント

孤独

場合によっては自分一人で客先に入ることになるので孤独感を感じることがあります
その場合自社の人間が自分以外にいないため、技術的な質問ができず、問題を自力で解決しなければならなくなり、経験の浅いエンジニアは苦労するかもしれません
客先の社員に質問することができれば幾分マシですが、なかなか最初は難しいと思います

客先をたらい回しにされる

数か月で客先が変わり、その度に知識や人間関係がリセットされ、最初からやり直しになることがあります
これは、客先からの評価が良ければ契約を延長して貰える可能性が上がり、回避できるかもしれませんが、中々最初の数か月でそれなりの結果を出すのは難しいと思います
結果、短期間で契約終了し、次の客先へ、また短期間で契約終了し…と悪循環に陥る可能性があります

数か月でリセットされるので、スキルもまともに身に付かなければ、親しい仕事仲間もできません
この点は客先常駐する上で一番辞めたくなるポイントではないでしょうか?

自社内で勤務できる企業への転職

まずは正攻法として自社内で勤務できる企業への転職です

戦術

下準備

転職を希望する企業を何社か選びましょう
それらの企業で必要とされる言語、データベースなどの知識や資格を習得しスキルアップを図ります
そして、得た知識をもとに技術ブログを書いたり、GitHubでオープンソースのソフトウェアを公開するなど、自身の知見をアウトプットしましょう
比較的新しいIT企業では職務経歴書や経験年数などよりも、どういうことをやっているかが重視される傾向にあります
ブログやソースで自身がどういった人柄かをアピールできるようにしておくといいでしょう

転職活動

転職サイトなどで応募し、面接を受けます
この段階では特に留意することはないと思います
もし、結果が芳しくなければ下準備をやり直しましょう

デメリット

勉強や面接のための時間が確保しにくいなど時間のやりくりで苦労するかもしれません

客先への移籍

別のやり方として、難易度はかなり上がりますが、客先への移籍ということも考えられます

戦術

下準備

とにかく長くその客先と契約を続けられることです
客先常駐はおおむね3か月単位での契約更新となる場合が多いと思います
客先から必要な人材だと判断されれば契約は何度も延長され、数年続く場合があります
まずは技術者として必要とされるように仕事で結果を出す必要があります
その上で、別企業への転職の際と同様に客先で必要とされる知識を身に着けていきます

もう1つ重要なのは、人間関係です
できれば客先の権限の強い人と仲良くなっておきましょう
最低でも客先の担当者と他愛もない雑談ができるようになる必要があります

移籍に向けて

準備、特に人間関係が良好であれば、転職を考えている旨を雑談程度で話してみましょう
ただし、客先の状況によって反応が悪い場合もあるので、それほど期待せず数回話してみてください

メリット

人間関係、仕事内容が変わらないというのが最大のメリットです
通常、転職すると人間関係や仕事内容がリセットされるのでこれは大きなメリットではないでしょうか?
移籍したその日からバリバリ仕事ができます

デメリット

確率が低いということと、元いた企業にばれないようにしなければならない点です
特に客先にしてみれば、引き抜きをしたことになるのでこういった移籍を嫌がる企業も多いです
なので、移籍を考える場合客先の社風などで可能性があるかをあらかじめ探っておく必要があります

体験談

最後に私の場合を記載します
当初私は別企業への転職を考えており、水面下でその準備を進めていました
大体4年ぐらい客先で働いたタイミングで今の会社を辞める話を客先の社員にしたところ、「次の会社が決まってないのであればウチに来ませんか?」と声を掛けられ、そのまま移籍しました
人間関係でいうと、客先の社員とはタメ口で話すぐらいの関係性です

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